派遣社員でも副業できる?始める前に知るべきメリット・デメリット【30代向け】
こんにちは、かんなろです!
私は現在、派遣事務として働きながら、“働き方の選択肢を広げたい”と思って副業に挑戦しています。
30代を過ぎてから、ふとした瞬間に
「この働き方、ずっと続けていけるのかな?」
「もう少し自由度のある働き方がしたい」
と考えるようになりました。
でも、いざ副業を始めようとすると…
- 派遣でも副業ってしていいの?
- バレないの?
- メリットとデメリットが知りたい!
- 続けられる気がしない…
こんな不安が次々とでてきます。
そこでこの記事では、“派遣×副業”のリアルを30代の視点でわかりやすくまとめました。
私自身の実体験も交えてお話するので、これから副業に挑戦したい派遣の方にピッタリの内容になっています。
派遣社員でも副業はできる?
結論:基本的に「できる」。ただし派遣会社によって規定は違う
派遣は「派遣会社に雇用されている」ため、副業OKかどうかは“派遣会社ごとの就業規則”によって異なります。
よくわからない場合は、営業担当に聞いてみるといいでしょう!
私も面談の時に直接聞いて確認しました。
派遣×副業のメリット|30代こそ始めるべき理由

30代になってから「このまま派遣だけで働くのは少し不安…」と感じることが増えていませんか?
そんな時、副業は収入だけでなく“心の余裕”や“将来の選択肢”まで広げてくれる強い味方になります。
ここでは、派遣×副業の具体的なメリットをわかりやすく紹介します。
①収入源が増えることで「精神的な余裕」が生まれる
副業の最大のメリットは「収入が増えること」ではありません。
“収入源が複数になることで精神的な余裕が生まれる”ことです。
パーソル総合研究所の調査によると、複業(副業)をしている人の約68%が「収入が増えたことで心の余裕が生まれた」と回答しています。
派遣はどうしても収入が安定しにくい働き方ですが、例え月5,000円でも別ルートから入るお金があると「100%会社に依存しない」安心感が生まれます。

収入源が1カ所じゃないというだけで、気持ちが全然違いました。
②派遣の安定収入が“土台”になるから、副業を焦らず育てられる
副業は最初の数ヶ月はほぼ収益ゼロです。
「初心者でも簡単に1ヶ月で10万円稼げる」とかいう文言を見かけます。
もしも安定した収入がない状態でとにかく早く稼がないといけないほど追い込まれていたら、
この甘い文言に心が動かされてしまうかもしれません。

この手の文言はほぼ詐欺です。
そんな楽して稼げるなら日本でお金に困ってる人はいなくなるでしょう。
無職・求職中や十分な貯金がない状態で副業を始めようとすると、どうしても早急に稼げる方法を模索してしまいます。
しかし、安定した収入がある状態で副業に着手する場合、焦らず・無理せず・安全に育てることができるので就業中に始めるのがベスト!
実際、総務省の労働力調査では副業をしている人の多くが「本業による収入の安定があるから挑戦できた」と答えています。
③将来の選択肢が“確実に”増える

副業を続けている人の中には「急に仕事を辞めてもなんとかなる」という精神的な強さが育つ人が多いです。
クラウドワークスの働き方調査では、副業経験者の約56%が「副業を通して自由度の高い働き方が見えた」と答えています。
派遣生活はどうしても契約更新・待遇などに振り回されることが多いです。
しかし、副業をしているとその副業を本業にできる可能性もあります。
あるいは副業を通して新たなスキルが身について、それを活かした仕事に転職できるかもしれません。
「今更副業を始めたところで…」
と思うかもしれませんが、30代から始めても遅くありません。
むしろ“一番冷静に、戦略的に将来を考えられる年齢”なんだと思います。
④職場以外に「自分の居場所」ができることで、メンタルが安定する
実はこれ、感覚ではなくちゃんとデータでも証明されています。
パーソル総研の調査では、副業をしている人ほど「仕事以外の時間の充実度が高い」という結果が出ています。
これは本当にその通りだな、と私自身も強く実感しています。
派遣の仕事って、良い人と巡り合えたとしても、どうしても“受け身”になりやすい働き方ですよね。
- 派遣という立場
- 微妙な距離感
- 契約更新の不安
- 気を遣わないといけない人間関係
- 環境や上司が選べない現実
こうしたストレスをうまく飲み込んで働かなきゃいけません。
だからこそ、職場以外に「自分の世界」があることが信じられないくらい大きな支えになるんです。
副業を始めると、”今の仕事だけがすべて”じゃなくなる。
すると、毎日のストレスの受け止め方が変わってきます。
✔ 苦手な同僚がいても「まあ仕事だけの関係だし」と思える
✔ 上司の言葉を引きずる時間が減る
✔ ちょっとモヤッとしても「帰ったら自分の時間がある」と切り替えられる
こういう“小さな心の変化”が積み重なると、いつの間にかメンタルがすごく安定していることに気づくはず!

私も、副業を始めてから職場で嫌なことがあっても、前ほど気にすることが減りました。
⑤自分の“適性”が見えてくる
派遣の仕事は、どうしても業務内容がある程度決まっていて、自分の得意・不得意関係なく、与えられた業務をとにかくこなしていくだけの作業です。
でも、副業の世界はまったく違います。
- 文章を書く仕事
- データ入力
- デザイン
- SNSでの情報発信
- ブログで自分の経験をシェア
- 画像作成
- 編集やライティング補助
本業ではやっとこがないような作業がたくさんあるため、思いがけないところで“自分の適性”が顔を出すこともあります。
実際、クラウドワークスやSNSの調査でも「副業をきっかけに自分の得意分野に気づいた」人が非常に多いという結果が出ています。
最初はたいしたことじゃなくていいんです。
ほんの小さな“得意の欠片”のようなものでも、積み重ねるほど力になっていきます。
副業は、あなたの人生を一気に変える魔法ではありませんが、新たな自分を発見できる機会に恵まれる可能性を秘めています。
派遣×副業のデメリット|知っておくべき注意点

副業には魅力がたくさんありますが、“いいことばかり”ではありません。
30代派遣という立場だからこそ、あらかじめ理解しておいた方がいいデメリットもあります。ただし、誤解しないでほしいのは「デメリット=やめた方がいい理由」ではないということ。
どれも対策次第で防げるものばかりなので、ここで冷静に把握しておくと、後から焦ったり後悔したりせずに済みます。
①成果が見えない時期は孤独
副業は基本的に、自分ひとりで黙々と積み上げていく作業が中心です。
特にブログやWebライター、デザインなどの在宅ワークは、最初は成果が数字として表れにくい特徴があります。
- ブログは数か月アクセスがゼロ
- クラウドワークスは提案しても不採用が多い
- デザインは練習しても「これで合ってるの?」と不安
- SNSも反応がない日が続く
こうした「成長が目に見えない時期」が必ずあります。
そして、副業は本業と違って近くに相談できる同僚や先輩がいません。
だからこそ、
「これ、意味あるのかな…?」
「私だけ進んでない気がする」
「誰にも応援されてない感じがつらい…」
と、孤独を感じやすいんです。
でもこの孤独は副業をしている人なら、ほぼ全員が一度は経験する“当たり前の壁”なのです。
むしろ、この静かな時期を乗り越えた先に少しずつ成果が見え始めたり、「やっててよかった」と心から思える瞬間がきます。

私もまだ在宅ワークを始めたばかりなので、何が正解なのか分からないし、このまま続けて本当に成果が出るのか不安な気持ちになることがあります。
②税金・確定申告の手間が増える
副業収入が年間20万円を超えると「確定申告」が必要になります。
これは国税庁が明確にルールとして定めているものなので、避けて通れません。
特に派遣社員は会社が年末調整をしてくれるため、普段は税金と向き合う機会がほとんどありません。
そのため、急に「確定申告」と言われると、それだけでプレッシャーに感じることもあります。
正直、私はまだ収益がないので関係ない話なのですが、将来収益が出た時のためにここで書いておこうと思います。

実際にそういった手続きが必要なくらい稼げるようになって、やり方とかの解説記事を書けたら嬉しいですね!
調べていると、難しいのは最初だけで、1度流れを覚えてしまえばやることはシンプルなんだとか。
「税金」の文字を見るだけで不安になるのは、決してあなただけではありません。
これは副業を始めた人なら、誰もが一度は通る道です。
③繁忙期は時間管理が難しい

派遣で働いていると、職場の状況によって忙しさが大きく変わります。
特に月末・月初や年度末、繁忙シーズンが来ると、普段より業務量が増えてしまうことは珍しくありません。
忙しい時期ほど集中力や判断力が奪われやすく、“脳のエネルギー”が消耗してしまうんです。
そんな状態で副業に対して大きな目標を自分に課してしまうと、ほぼ確実に挫折します。
理由はシンプルで、人は疲れているとき、大きなタスクを拒否するようにできているから。
これは意志の問題ではなく、生理的な反応です。
副業は「続ける」ことが目的であって、「毎日完璧にやる」必要はありません。
むしろ、疲れているときに無理をすると、副業そのものが嫌になってしまったり、本業のミスが増えて自己嫌悪につながったりします。
④休日に作業しすぎると、疲労が蓄積する
副業を始めると、多くの人がハマりやすい落とし穴があります。
それが 「休日に作業を詰め込みすぎる」 ということ。
私自身、まさにこのタイプでした。
派遣の仕事の日は、ガッツリ在宅ワークに時間が割けないから、休日はずっとPCの前。
あれもこれもと一気にやろうとしてしまうんですよね…。
でもこれ、実はとても危険なんです。
人間は、休日に仕事で溜まった疲れを回復することで1週間のバランスを保っていると言われています。
つまり、休日の休息を削ってしまうと「本業の集中力が落ちる」「副業の効率も下がる」「気持ちが不安定になる」などといった悪循環に陥りやすくなるそうです。
それでも、早く副業で稼げるようになりたい私は、上手く調整しながら休日に作業してます。
- 休憩を小まめに入れながら作業する。
- わんこの散歩やお庭遊びで気分をリフレッシュする。
- 頭が回らないと感じたら仮眠を取る。
- 「今日はもう無理!」と感じたらスッパリ作業を中断する。
⑤副業が軌道に乗ると、本業のモチベが落ちることも
副業が少しずつ形になってくると、
「副業って楽しい!」
「もっと成長したい!」
という前向きな気持ちが自然に生まれてきます。
これはとてもいいことなのですが、その反動として 本業のモチベーションが下がる という現象も起こりやすくなります。
特に派遣という働き方は、業務内容が決まっていたり、裁量が小さかったり、「自分で改善したい」と思ってもできない場面が多いです。
副業だったら、
✔ 自分のペースで進められる
✔ 工夫した分だけ成果につながる
✔ 自分のスキルが伸びていくのが分かる
といった“主体的な世界”に触れることになるため、本業とのギャップが大きく感じられます。
派遣の場合、契約更新がある分、本業への愛着が正社員ほど強くなりにくいため、
「なんかここもういいかな…」
「更新しなくても別に困らないかも」
と考えてしまう瞬間が増えます。
まぁ、私は在宅ワークを始める前から、今の派遣先は更新しないつもりでいました。
でも、次の仕事は探すつもりです。
派遣が見つからなければパートでもなんでもいいんですが、とりあえず、在宅ワークが軌道に乗るまでは時給換算の仕事を続けます。
派遣 × 副業は、焦らず淡々と続ければ、確実に選択肢が増える働き方です。
さいごに|小さく始めれば、未来はちゃんと動き出す

派遣で働きながら副業に挑戦するのは、決して特別な人だけではありません。
むしろ、派遣という働き方だからこそ、副業と相性がいい。
少しでもそう感じてもらえたなら嬉しいです。
副業にはメリットもあれば、デメリットもあります。
でも、そのどれもが「知っておけば対処できること」ばかり。
大切なのは、
✔ 完璧にやることより
✔ いますぐ大きく稼ぐことより
✔ 誰かと比べることより
“少しだけ前に進んでみること” です。
月に数千円でも、作業時間が10分でも、ほんの小さな経験でも、それは確実にあなたの未来を変える一歩になります。
副業はあなたの人生を一夜で変える魔法ではありません。
でも、あなた自身が未来を選べるようになる力 を確実に育ててくれます。
30代からでも遅くなんてありません。
むしろ、一番落ち着いて、自分のペースで育てられる時期です。
私もまだ始めたばかりですが、将来の選択肢を増やすために少しずつ経験を積んでいこうと思います!

一緒にゆっくり、自分らしい働き方をつくっていきましょうね!
