【体験談】リゾートバイトはやめとけ?1年半働いて分かった真実
こんにちは、かんなろです!
私は過去1年半ほどリゾートバイトをしていたことがありました。
時々地元に帰って来た時、友人に「今はリゾートバイトで観光地巡りをしている!」と話すと半分以上の人から返ってくるのはこんな反応です。
「え?リゾートバイト大丈夫?」
「危ないし、ブラックなんじゃないの?」
「やめといた方がいいんじゃない?」
でもリゾートバイトをしたことがある友人はその中にいないんです。
つまり、そういうイメージが強いということです。
結論から言うと、私はそんなにリゾートバイトは悪くない仕事だと思います。
というか、これまで正社員とか普通のアルバイトとかいろいろしてきた中で一番稼げたのがリゾートバイトでした。

じゃあ結局のところ、リゾートバイトって良いの?悪いの?
どうして「リゾートバイト=やばい、ブラック、やめとけ」といった印象が根付いているのかをこれまでの経験を元に分析してみました!
これからリゾートバイトを始めようと考えている方、ちょっと気になってるけど不安な方は、ぜひ参考にしてみてください。
リゾートバイトやめとけ!といわれる理由10選
私は1年半のリゾートバイト生活で、全国5か所の施設に勤務しました。
その中で感じた「しんどかったこと」「大変だったこと」を正直にお伝えします。
とはいえ、ここで紹介するのは“悪口”ではなく“リアルな教訓”。
原因を知っておけば、事前に対策できることばかりです!
おそらく、リゾートバイトやめとけ!という印象はそういったマイナスの部分に焦点を当てすぎているからだと思います。

良かった出来事より悪かった出来事の方がインパクト大きいですからね。
①新しい環境に慣れるまで大変
知らない土地で、知り合いもいない状態から新しい仕事を始めるのは、やっぱり不安ですよね。
旅行で訪れるのとは違って、「生活のすべてを一から作り直す」ような感覚になります。
- 勤務先の人とうまくやっていけるだろうか
- 仕事を覚えられるかな
- 日用品はどこで買えばいいんだろう…
そんな不安を抱えながら、仕事と生活のペースを少しずつ整えていく日々。
5か所の施設を回りましたが、正直、毎回最初の1〜2週間はしんどいです。
人は新しい環境に慣れるまで1〜3か月ほどかかるといわれています。
特に環境の変化が苦手な人は、まずは1〜2週間の短期リゾートバイトから始めてみるのがおすすめです。
短期間でも雰囲気をつかめるので、自分に合う働き方を見極めやすくなります。
②覚えることが多い
どんな職場でも、新しい現場には“独自ルール”があります。
前職と似た仕事でも、やり方や接客マナーが違うことは多々あります。
リゾートバイトをする前にアルバイトや正社員など10社以上転々としてきた私でもやっぱり初日は憂鬱になります。
リゾートバイトで派遣される勤務地は繁忙期であることがほとんどです。
現地の社員さんも普段より余裕がなく派遣にまで気が回らない場合もあります。
横に立って付きっきりで教えてくれる現場はほぼありません。
私の場合、仕事を転々としていた経験が生かされたのか、新しい職場への適応力は高い方でした。
ですが、接客業にあまり携わってこなかった人がリゾートバイトでフロントやレストランホールなどをすると結構きついと思います。
応募する時は担当者にどのくらいの接客レベルが必要かなど確認しておいた方がいいでしょう。

施設によってはしっかりした研修がないところもあるので不慣れな人は研修の有無も聞いておきましょう。
③寮の設備が悪い
リゾートバイトの醍醐味といえば「寮費・光熱費無料」ですが、寮の質は本当にピンキリです。人によっては耐えられない環境になる場合もあります。
勤務先によって、寮のタイプ(客室寮/館内寮/外部寮)が違います。
備え付けの設備も全然違うので必ず担当者に確認が必要です。
- トイレ・お風呂(シャワー)が共有
- 電化製品がない(ケトル・電子レンジ)
- 部屋にWi-Fiがない
- 布団一式が汚い
- 洗濯機がコインランドリーしかない
人によってはそんなの気にしないというものもあると思いますが、私はこれらが結構ストレスでした。

寮の写真が掲載されていなかったら、担当者に言うと送ってくれることもあります!
④まかないが美味しくない

リゾートバイトでは無料で食事が付いてくる施設がたくさんあります。
外注のお弁当・ホテル内のレストランで作られた食事・社員食堂など提供方法も様々です。
食事が無料というのは、貯金をしたい人にとっては大きなメリットです。
しかし、必ずしも提供される食事が美味しいとは限りません…
私の場合、美味しくなくても無料なら全然OKだったので問題なかったです!
まぁ、美味しいに越したことはありませんが笑
無料の食事は、大抵希望を聞かれます。
1週間ごとに希望を出すところが多かった印象です。
なので、絶対に無料で付いてくる食事を摂らなければならないルールはありません。
心配な方は勤務先を決定する前に担当者にどんな食事なのか、スタッフの評判はどうなのか確認しておくといいでしょう。
それでも味覚は人それぞれなので絶対に美味しいまかないが出てくるとは限りませんが、確認しておいて損はありません。

ホテルレストランの朝食ブッフェを食べていい所があって、その時は野菜・フルーツ・デザート・ジュースまで食べれて大満足でした!
その代わり、朝の7時~9時の間に利用しなければならなかったので、ゆっくり寝たい人には少し辛いですね💦
⑤周りに観光する場所がない
「リゾートバイト=観光地のど真ん中」と思われがちですが、実際には観光エリアから離れた場所にある施設も少なくありません。
観光を楽しみに来たのに、最寄りの観光地までバスで1時間。
そんなケースも珍しくないんです。
交通費や移動時間がかかると、せっかくの休日も気軽に外出する気力がなくなってしまいます。
観光地で働く=毎日観光できる、とは限りません!
観光目的でリゾートバイトをする時は、勤務を決める前にGoogleマップで施設の住所を必ずチェックしましょう。
観光地までの距離やアクセス手段、移動コストなどを確認しておくことで、「思ってたのと違った…」というミスマッチを防げます。
⑥生活環境が不便
勤務しているホテルや寮の周辺に、食材や日用品を買えるお店が全くない──
そんな「陸の孤島」みたいな勤務地も、リゾートバイトでは珍しくありません。
私が実際に働いた施設のひとつは、
一番近いコンビニまで片道徒歩20分、ドラッグストア・スーパーまで片道徒歩30分というところがありました。
たまに買い物に行く程度なら散歩がてら楽しめるのですが、急遽必要なものができた時や天気が悪い日は本当に困りました…
とはいえ、最近のリゾートバイト施設はネット通販OKのところがほとんど。
重たいものや普段から使っている商品のストックなどをネット通販でうまく購入すればそんなに困らないかも!

普段から徒歩圏内に生活用品店がある方にとっては結構不便に感じると思います。
勤務を決定する前に、Googleマップで勤務地や寮の周辺にどんなお店があるのか確認しておきましょう!
⑦仕事がきつい
リゾートバイトは、人手が足りない繁忙期に派遣されることがほとんど。
つまり、行く時期=職場が一番忙しい時期なんです。
- 朝から晩まで立ちっぱなし
- 気づけば連勤続きで残業
そんな日が続くこともあります。
でも、それを「ブラックだ…」と感じるか、「今が稼ぎどき!」と捉えるかは、あなたの目的次第です。

ちなみに私の場合は、完全週休2日制ではないので6連勤1日休みのサイクルがずっと続いたり、10連勤になったりとかよくありました。
「短期間でしっかり稼ぎたい!」という方にとっては繁忙期こそ最高のチャンスです!
月の手取り20万越えとか全然狙えます。
一方で、「観光をメインで楽しみたい」「のんびり働きたい」という人は、
繁忙期(年末年始・GW・お盆休み・春休み・夏休み)を避けましょう。
あとは応募の際、担当者に「どのくらい忙しい職場か」「連勤や残業は多いか」などを確認しておくと安心です。
目的に合った職場を選べば、ストレスなく充実したリゾートバイト生活を送れます✨
⑧勤務先の人間関係が悪い

どんな職場にも“合う・合わない”はあります。
リゾートバイトも例外ではなく、時には気の合わない同僚や上司に出会うことも。
私もこれまで何度も、「もう一緒に働きたくない」「業務内容が嫌で憂鬱」と思うことがありました。
それでも乗り越えられたのは、リゾートバイトには“終わりがある”から。
正社員のように「辞めたくても辞められない」と悩む必要がないのが、リゾートバイトの大きな救いです!
本気でこれ以上無理!ってなったら担当者に連絡して期間満了前に辞めることも可能です。
1年半のリゾートバイト生活で実際2人が早期リタイヤしていくのを見送りました。
その場合、現地までの交通費補助がなくなりますが心身共に悪影響が出るよう様なら思い切って辞めたい旨を担当者に伝えましょう。
⑨全然稼げない
「リゾートバイトでしっかり稼ぐぞ!」と意気込んで始めたのに、実際は勤務時間が少なすぎて思ったほど稼げなかった──
そんなこともあります。
私が初めて働いた施設もまさにそうでした。
繁忙期のはずなのに、お客様が少なくて仕事がほとんどなく、「これ、本当に繁忙期?」と思うほどの閑散ぶり。
その結果、食費や観光費で稼ぎが相殺されてしまったんです。

初リゾバで「稼げると思ってたのに…」と落ち込んだのを今でも覚えています。
それ以降は、応募する前に「どのくらい稼働時間を確保できるのか」を担当者に必ず確認するようにしています。
リゾートバイトで稼ぎたいなら、観光地の人気度よりも「勤務時間の安定性」を重視しましょう。
また、施設によっては繁忙期だけ時給アップや出勤手当が付くところもあります。
そういった条件をうまく組み合わせれば、効率よくしっかり稼げます!
⑩突然辞める人がいる
リゾートバイトをしていたとき、今でも忘れられない出来事がありました。
ある日、同じ派遣スタッフの1人が出勤時間になっても現れず、社員が心配して寮を見に行ったところ──部屋はもぬけの殻。
そう、いわゆる夜逃げでした。
勤務開始からわずか3日目の出来事です。
今までの人生でそんな辞め方をする人を見たことがなかったので、正直かなりの衝撃を受けました。
しかも、その後に入ってきた正社員の方も、たった1週間で辞めてしまったんです。
こういった“突然辞めるパターン”は他の業種でもあるのかもしれませんが、
少なくとも私はリゾートバイトで初めて経験しました。
どんな職場でも、人が辞めるリスクはあるもの。
心配な方は、応募する前に離職率などを担当者に確認しておくといいですね!
ただ、その派遣会社も初めてスタッフを派遣する場合もあるので、データがない時は施設の口コミとか見てみるのもいいかもしれません。
後悔しないリゾートバイトの始め方

「せっかくリゾートバイトを始めたのに、思ってたのと違った…」
そんな後悔の多くは、事前の下調べや確認不足から生まれます。
もちろん、人間関係などは実際に行ってみないと分からない部分もあります。
でも、勤務条件や生活環境といった要素は、事前に確認すれば防げる不満がほとんど。
最初に“自分が譲れない条件”をはっきり決めておくことが大切です。

私の場合、時給と生活環境重視で探しました!
リゾートバイトの派遣会社を複数登録する
リゾートバイトの派遣会社は、複数登録しても大丈夫。
登録や求人紹介は無料なので、まずは気になる会社をいくつか試してみましょう。
会社によって扱う求人や時給、特典がまったく違います。
比較してみると、条件の良い“掘り出し求人”が見つかることもありますよ!
条件確認は“遠慮せずに”徹底的に!
渡された情報だけで勤務先を決めると「そんなの聞いてない…」と現地に着いてから後悔することになるかもしれません。
必ず自分が許容できる範囲の職場環境や仕事条件なのか担当者に確認しましょう!
- 寮や勤務時間などの生活条件
- 職場の稼働率や契約満了率
- 他のスタッフのリピート率・延長率
このあたりの数値が高い職場ほど、トラブルが少なく働きやすい傾向があります。
そして、質問に対して適当な返事をする担当者なら要注意。
「この人とは合わないかも」と感じたら、別の担当者や求人に変える勇気も大事です。
働きだしてからトラブルが起きてもその担当者がしっかり対処してくれないかもしれません。

あなたにも“選ぶ権利”があります。
まとめ|リゾートバイトは「条件設定」で快適に!

確かに、観光・ホテル業界は忙しく、ブラックな噂が絶えない業界です。
実際、正社員の働き方を見て「自分には無理だな」と思うこともありました。
でも、リゾートバイトは派遣。期間が決まっている分、気持ちが楽なんです。
どうしても合わなければ期間短縮もできますし、次の職場を探すことも可能です。
他の記事で見かけるような
「派遣への態度が冷たい」「やりもくが多い」なんて話も、私の経験上は一切ありませんでした。
むしろ、スタッフ同士で助け合える温かい職場が多かったです。
もしかしたら本当に治安の悪い職場もあるのかもしれませんが、少しでも不安要素を減らしたいならなるべく大手の派遣会社を選びましょう。
リゾートバイトは条件設定や下調べをすることで快適に働くことができます!
自分のペースで働けて、観光もできて、貯金までできる。
そんな充実したリゾートバイトライフを、あなたもぜひ体験してみてください✨
