転職20回以上して分かった「続いた仕事」と「続かなかった仕事」の違い
こんにちは、かんなろです!
私はこれまで、正社員・派遣社員・アルバイトなどを含めて20社以上で働いてきました。
飲食店、販売、事務、営業、工場、ホテル、清掃、建築関係など、経験した仕事もかなりバラバラです。
前回の記事では、「どうして私は、こんなに仕事が続かないんだろう?」ということについて、本気で考えてみました。

20回以上も転職していると、さすがに「私は働くことそのものに向いていないのでは?」と思うことがあります。
実際、働くことが好きかと聞かれたら、間違いなく「好きではない」と答えます(笑)。
できることなら、働く時間は少ないほうがいい。
でも、これまでの仕事を振り返ってみると、すべての仕事が同じくらい嫌だったわけではありません。

これは比較的楽だったな。
この仕事ならもう一度やってもいいかも
と思える仕事がある一方で、

これはもうやりたくない。
あの職場には高時給でも戻りたくない。
と思う仕事もあります。
では、その違いは何だったのか?
今回は、転職20回以上の私が実際に経験した仕事を振り返りながら、「続けやすかった仕事」と「続かなかった仕事」の違いを考えてみます。
転職について悩んでいる人の参考になれば幸いです。
私が比較的続けやすかった仕事
20回以上転職してきた私ですが、すべての仕事が嫌だったわけではありません。
中には「この仕事なら比較的楽に働けるな」「またやってもいいかも」と思える仕事もありました。
振り返ってみると、そう感じた仕事にはいくつか共通点があります。
①ピッキング・検品などの黙々作業
私が比較的やりやすいと感じるのが、ピッキングや検品などの黙々と進められる仕事です。
こういった仕事の何がいいかというと、やることが明確で、自分の作業に集中できること。
「指定された商品をピッキングする」
「決められた項目をチェックする」
と仕事内容がはっきりしているので、余計なことを考えずに作業を進められます。
また、電話対応や接客のように、突然誰かに話しかけられて作業を中断することも、その場その場で臨機応変に処理するなんてこともほぼありません。
私は一つの作業に集中して、効率よく進めることが好きなので、こういった仕事は比較的苦にならないのだと気づきました。
ただし、同じ軽作業でも職場によって働きやすさは大きく違います。
- スピードを求められすぎる
- 重いものを運ぶことが多い
- 冷暖房が効いていない職場環境
スピードを求められすぎると常に急かされている感じで仕事中ずっと緊張してしまいます。
重いものを運び続けて腰痛になったこともありますし、冷暖房が効いていない職場では暑さと寒さで集中できませんでした。
それでも、「一人で黙々と、決められた作業を進める」という働き方自体は、私に合っているようです。
②考えることが少ないルーティン作業
これまでいろいろな仕事を経験してきましたが、最近になって「私は考えることが少ない仕事のほうが精神的に疲れにくい」ということに気づきました。
ここでいう「考えない仕事」とは、頭をまったく使わないという意味ではありません。
その都度判断したり、誰かに確認したり、臨機応変に対応したりすることが少なく、ある程度やることが決まっている仕事です。
実際、現在の派遣先でも黙々と進めるルーティン作業をしています。
最初は「毎日同じようなことをしていたら飽きるかな?」と思っていました。
でも、実際に働いてみると、以前の職場より精神的な疲れが少ないことに気づきました。
仕事中は目の前の作業を淡々と進められる。
頻繁に電話が鳴ったり、突然お客さんが来たり、その場その場で対応を考えたりすることもほとんどありません。
私には、この「次に何をすればいいのかが分かっている」という状態がとても落ち着くようです。
逆に、電話対応・来客対応・社内調整など、いつ何が起こるか分からない仕事では、常に周囲を気にしていなければなりません。
仕事量そのものは多くなくても、それだけで疲れてしまいます。
以前は「単調な仕事=つまらない仕事」だと思っていました。
でも今は、仕事に刺激ややりがいを求めているわけではない私にとって、単調さは必ずしもデメリットではないと思っています。
むしろ、
「今日もだいたい昨日と同じことをすればいい」
と思える仕事のほうが、安心して働けます。
③期間が決まっているリゾートバイト
意外と自分に合っていたのが、リゾートバイトです。
これまで箱根、宮島、伊勢志摩、淡路島、赤穂など、いろいろな場所で働きました。
それぞれ約3ヵ月ずつ、合計すると1年半ほどになります。
仕事内容はホテルのフロントや清掃、洗い場など、勤務地によってさまざま。
もちろん、大変な仕事もありましたし、人間関係でストレスを感じることもありました。
それでもリゾートバイトを何度も経験できたのは、最初から働く期間が決まっていたからだと思います。
たとえば契約期間が3ヵ月なら、「あと1ヵ月我慢すれば終わり」など嫌な仕事でもゴールが見えます。
「ずっとここで働くわけじゃないし」と思えるだけで、気持ちがかなり楽でした。
それに職場によっては契約期間延長の打診もあるので、気に入った職場なら長く働くことも可能です。

実際、私の同僚に3ヵ月だったのを半年以上延長している人もいました!
逆に、期間が決まっていない仕事だと、「この辛さはいつまで続くの?」「辞めたいことをいつ伝えようか」など仕事以外でも精神的に疲れます。
それに、リゾートバイトは普段行かない土地で生活できるという楽しみもありました。
休日には観光したり、その土地ならではの食べ物を楽しんだり。
たとえば、宮島での勤務は休日に散歩がてら厳島神社を見ることもできたし、名物の”揚げもみじ”を日替わりでいろんな味を楽しめました!
仕事そのものに大きなやりがいを感じなくても、仕事以外の楽しみがあることで頑張れた部分もあると思います。
こうして振り返ってみると、私の場合は仕事内容だけでなく、「いつまで働くのかが分かっていること」も、続けやすさに影響していたようです。
3つの仕事に共通していたこと
一見すると、ピッキングや検品、ルーティン作業、リゾートバイトはまったく違う仕事です。
でも、私にとってはそれぞれに「精神的な負担が少なくなる理由」がありました。
- 黙々作業なら、人とのやり取りが少なく自分の仕事に集中できる。
- ルーティン作業なら、突然の対応や判断が少なく、安心して働ける。
- リゾートバイトなら、終わりが決まっているので気持ちに余裕ができる。
つまり私が求めているのは、特定の職種というよりも、自分が精神的に消耗せずに働ける条件なのだと思います。
20回以上転職して、ようやくそのことが分かってきました。

めちゃくちゃ遠回りしてしまいましたが、気づけただけでも良しとします!
反対に、続けにくかった仕事
次に、「これは自分には合わなかった」と感じた仕事について考えてみます。
①電話対応が多い仕事
私は電話対応が苦手です。
対面なら相手の表情を見ながら話せますが、電話では声だけで判断しなければなりません。
誰からかかってくるかも分からないし、何を聞かれるかも分からない。
「今何て言ったんだろう?何回も聞き返すのは失礼かな…」
「慌てすぎて相手の連絡先聞くの忘れた。どうしよう…」
電話があるといつもこういった不安が押し寄せてきます。

プライベートな電話も家族以外は緊張してしまうので本当にストレスです。
仕事そのものは嫌いではなくても、電話が頻繁に鳴るだけでかなり疲れてしまいます。
そのため今では、求人を見るときに「電話対応の有無」をかなり重視するようになりました。
②接客・営業など、人に合わせ続ける仕事
接客の仕事もいくつか経験しました。
接客そのものができないわけではありません。
むしろ長く経験しているので、それなりにはできます。
でも、「できる」と「向いている」は違いました。
接客では、疲れていても笑顔で対応したり、相手に合わせたりしなければなりません。
理不尽なクレーム対応、商品が品切れの時の叱責など毎日ではなくとも時々あるだけでも心が疲弊します。
営業になると、さらに自分から相手に働きかける必要があります。
そして大体迷惑がられることの方が多いので、自分の仕事に自信が持てませんでした。
③周囲の仕事までフォローするのが当たり前の職場
これは「職種」というより、職場環境の問題です。
私は自分の仕事をするとき、「どうすれば効率よく終わらせられるか」を考えながら動くことが多いです。
仕事に慣れてくると、自分なりにやり方を工夫して、早く終わらせられるようになります。
ところが、その結果、
「終わったならこれもお願い」
「○○さんの仕事も手伝って」
と別の仕事が回ってくることがあります。
特に納得できないのが、同じ立場なのに、マイペースに仕事をしている人の分まで自分がフォローするようになること。
自分の仕事を早く終わらせるために工夫した結果、仕事が増える。
一方で、ゆっくり仕事をしている人は自分の仕事だけをする。
こういう状況が続くと、「頑張って早く終わらせる意味って何だろう?」と思ってしまいます。
助け合うこと自体が嫌なのではありません。
忙しいときにお互いフォローするのは当然だと思います。
ただ、いつも同じ人がフォローする側・される側になる環境は、私には合わないと感じました。
④体育会系の雰囲気が強い職場
私が苦手なのが、体育会系の雰囲気が強い職場です。
もちろん、体育会系の職場が悪いというわけではありません。
みんなで声を掛け合って仕事をしたり、チームワークを大切にしたりする環境が合う人もいると思います。
ただ、私には合いませんでした。
- 休憩中でも来客・電話対応するのが当たり前
- 手が空いている人が率先してやるべき
- 周りを見て、自分で仕事を見つけて動く
といった、明確なルールではなく「言われなくても分かるよね?」という暗黙の了解が多い職場。
私はこういう環境がとても苦手です。
自分に任された仕事をきちんとやることには抵抗がありません。
忙しいときに協力することも必要だと思います。
でも、「みんなやっているんだから」「普通はこうする」という理由で、本来の仕事内容や決められたルール以上のことまで求められると、少しずつしんどくなってきます。
特に苦手なのが、頑張ることや我慢することそのものが評価されるような雰囲気です。
休憩時間ならきちんと休みたいし、仕事が終われば仕事のことを考えずに帰りたい。
これまでの経験から、仕事内容だけでなく、「その職場では何が当たり前とされているのか」も、仕事を続けられるかどうかを大きく左右すると感じています。
「職種」よりも「環境」のほうが大事だった
20回以上いろいろな仕事を経験して、最近ようやく気づいたことがあります。
それは、私の場合、向いている職種を探すだけではダメだったということです。
たとえば事務の仕事。
電話がほとんどなく、一人で黙々と入力する事務なら比較的働きやすい。
でも、電話対応・来客対応・社内調整などが多い事務なら、同じ「事務」でもかなりしんどい。
軽作業も同じです。
黙々と作業できる環境ならOK。
でも、暑すぎる・寒すぎる・重いものを持つ・人間関係が悪いとなれば続けるのは難しくなります。
つまり私の場合、
「事務が向いている」
「工場が向いている」
という単純な話ではありませんでした。
重要なのは、職種よりもその仕事をどんな環境でするのかだったのです。
私が続けやすい仕事の共通点
これまでの経験から、私が比較的続けやすい仕事には共通点があることが分かってきました。
- 一人で黙々と進められる
- やることが明確
- 電話や接客が少ない
- 必要以上のコミュニケーションを求められない
- 仕事量が極端に偏らない
- 休憩時間はきちんと休める
- 残業が少ない
- 暑すぎる、寒すぎるなど身体的にきつい環境ではない
- 仕事とプライベートを分けられる
こうして並べてみると、私は「楽な仕事がしたい」というより、余計なことで消耗しない仕事がしたいのだと思います。
仕事そのものに使うエネルギーよりも、人間関係や電話、職場独自のルール、不公平な仕事配分などに使うエネルギーのほうが大きくなると、一気に仕事が嫌になります。
こういった状況だとほぼ確実に帰宅後や休日でも仕事での嫌なことを思い出して、気分が落ち込んだり、イライラしたりしてしまうので、心が休まる時間が減ってしまい疲れが取れません。
疲れが取れないまま出勤するのでストレスは溜まっていく一方です。
必ずしも天職を見つける必要はない
私は長い間、
「自分に向いている仕事を見つければ、今度こそ長く続けられるはず」
と思っていました。
だから事務をやったり、接客をやったり、工場で働いたり、ホテルで働いたり……。
いろいろな仕事を試してきました。
でも今は、「天職」を探す必要はないのかもしれないと思っています。
好きな仕事を探すより、
- これは嫌じゃない
- これならそれほど疲れない
- この環境なら続けられそう
という条件を増やしていく。
私には、その探し方のほうが合っているようです。
転職20回以上。
決してきれいな職歴ではありません。
もっと早く自分に合う仕事が分かっていれば、ここまで転職しなかったのかもしれません。
でも、これだけいろいろな仕事を経験したからこそ、
「これは無理」
「これは意外と平気」
という自分なりの基準が分かるようになりました。
今でも「この仕事が天職!」と思えるものは見つかっていません。
それでも以前よりは、自分がどんな環境なら無理なく働けるのか分かっています。
これからも「長く続けること」だけを正解にするのではなく、自分ができるだけ消耗せずに生活できる働き方を探していきたいと思います。
そして最終的には、働く場所にも縛られず、愛犬のそばで働ける生活を目指していきたいです。
